Adobe Connect Central には、多様なレポートオプションが用意されています。Adobe Connect Central のトレーニング機能では、コース、カリキュラム、仮想教室ごとに別のレポートを生成できます。
Adobe Connect Central の他のアプリケーションと同様に、レポートフィルターを設定することによって、特定のレポートに表示される情報を詳細に定義できます。 設定したフィルターは、カリキュラムとそれ以外の Adobe Connect アプリケーションの両方について、作成したすべてのレポートに適用されます。 詳しくは、「個々のコンテンツに関するレポートの表示」の「レポートフィルターの設定」を参照してください。
Adobe Connect Central のレポート機能を使用して、コースを様々な観点で示すレポートを作成できます。コースレポートを使用して、特定の学習者の成績を追跡することもできます(学習者が、直接コースの URL またはカリキュラム内のコースの URL からコースにアクセスすると、コースレポートが作成されます)。この機能を使用するには、コース情報ページにアクセスして、「レポート」リンクをクリックします。このコースのレポート情報の種類を定義するための各種のリンクが表示されます。
コースは特定のバージョンのコンテンツに関連付けられているので、コンテンツレポートとコースレポートは区別されます (これに対し、カリキュラムは単なるコースへのリンクであるので、コースレポートとカリキュラムレポートは共通です)。
「概要」レポートは、コース情報(名前、ID、開始日、終了日、URL)とコースのステータス(登録ユーザー数、修了したユーザー数、合格したユーザー数、不合格となったユーザー数)を表示します。
「スライド別」および「ページ別」レポートは、コースの各スライドの一覧とスライドが表示された回数を示す棒グラフを表示します。 各スライドの最終表示日時を示す表が表示されます。
「ユーザー別」レポートは、コースにアクセスしたユーザーとそのユーザーのステータス(「進行中」、「修了」、「合格」、「不合格」)、得点、受講日(ユーザーの最後の受講日)、受講時間(最後の受講時間)、ユーザーがコースを受講した回数、コースのバージョン、認定書番号(該当する場合)を表示します。 ユーザーの名前をクリックすると棒グラフが表示され、各質問の内容と、受講者の回答の正誤、各質問の得点が記載された表も表示されます。 また、各質問の「回答の表示」リンクをクリックすると、回答分布が表示されます。
「質問別」レポートは、各質問の番号、質問、正答数、誤答数、正答率、得点を示す表を表示します。
「回答別」レポートは、クイズの最高得点、平均点、最高点、最低点を示す表を表示します。 この表には、各質問の番号、質問内容、回答分布(各質問の回答状況)も示されます。 「回答の表示」リンクをクリックすると円グラフが表示され、正解値と回答分布が記載された表も表示されます。 回答キーには、選択した質問に対するすべての回答候補と、それぞれに対応する回答番号または回答文字が表示されます。回答分布には、その質問に対して実際に選択されたすべての回答と、正解を表すフラグ、各回答を選択したユーザーの数と割合が示されます。 最後に、ユーザーの数と割合が合計されます (「回答の分布を非表示」ボタンまたは「回答の分布を表示」ボタンを使用すると、各質問の回答分布の表示と非表示を切り替えることができます)。
レポートの種類のリンクの下にある「レポートデータのダウンロード」をクリックすると、概要レポート以外のすべてのコースレポートをカンマ区切り値(CSV)ファイルに書き出すことができます。 ダウンロードされたレポートには、オンラインレポートに適用されているフィルターと並べ替えが適用されます。
また、画面上部の左にある「印刷可能バージョン」をクリックすると、「スライド別」および「ページ別」レポート、または「質問別」レポートを、ブラウザーウィンドウに書き出すことができます。
カリキュラムの概要、統計情報、ステータス情報のレポートを表示することができます。データはカリキュラム全体、ユーザー別またはアイテム別に表示できます。カリキュラムは単なるコースへのリンクであるので、コースレポートとカリキュラムレポートは共通です(これに対して、コースは特定のバージョンのコンテンツに関連付けられているので、コンテンツレポートとコースレポートは区別されます)。カリキュラムレポートには、学習者が修了した特定のバージョンのカリキュラムは表示されません。 コンテンツの詳細は、すべてのコンテンツタイプのオブジェクトに対して追跡されます。これには、サードパーティの SCORM コンテンツも含まれます。
カリキュラムレポートには、次のようないくつかの方法で学習者のステータスが表示されます。
- クイズのないプレゼンテーションでは、プレゼンテーションのスライドの 100% が表示されたときに修了になります。
- クイズがあるプレゼンテーションでは、得点のある(0 以外の重み付けがされた)すべてのクイズの質問が回答されていない場合に、「進行中」ステータスが表示されます。 得点があるすべての質問が回答された場合、学習者の得点が合格点以上かそれ未満かに応じて「合格」または「不合格」が表示されます。
注意:カリキュラムに追加される前に受講できるステータスになっていたコースがある場合、カリキュラムレポートにはそのコースのすべてのデータが表示されます。以前のデータをカリキュラムレポートに表示しない場合は、カリキュラムの作成前から存在していたコースを再作成できます。 - 統合カリキュラムレポートには、所定のカリキュラムの各コースにおける学習者のステータスが含まれ、単一のビューで表示されます。
ステータスレポートには、カリキュラムの登録ユーザー数や、カリキュラムを修了したユーザー数など、カリキュラムに関する一般的な情報が提供されます。
開始日と終了日、グループとユーザー、直接管理されるユーザーと間接管理されるユーザーなどに関するレポートのフィルターを設定できます。
カリキュラム登録者の一般的なデータ(登録者がカリキュラムを修了した日付など)をレポートとして表示することができます。
開始日と終了日、グループとユーザー、直接管理されるユーザーと間接管理されるユーザーなどに関するレポートのフィルターを設定できます。
ユーザー別のカリキュラムレポートを表示した場合は、上書きオプションを使用して、ユーザーのステータスを変更することができます。 例えば、ユーザーのステータスを「進行中」から「終了」に変更することができます。 カリキュラム内の個別のコースおよび複数のコースのステータスを変更することができます。 ただし、カリキュラム全体のユーザーのステータスを上書きすることはできません。
通常、上書きは、ユーザーが制御できない状況が発生した場合に使用することを目的としています。 例えば、トレーニングコンテンツのエラーが原因でユーザーがコースに不合格になった場合などに使用します。 また、上書きは、ライブワークショップ、実地研修への出席、Web サイトへのアクセスなどの外部トレーニングセッションについて、そのステータスを手動で設定する場合にも便利です。
「ステータス」フィールドは、Adobe Connect Central によって追跡されているアイテムのユーザーステータスが変更されるたびに更新されます。 外部トレーニングのユーザーステータスが変更された場合、手動でステータスを変更できます。
レポートページの「レポートデータのダウンロード」ボタンをクリックすると、カリキュラムのアイテム別レポートを Excel ファイルに書き出すことができます。 ダウンロードされたレポートには、オンラインレポートに適用されているフィルターと並べ替えが適用されます。 レポートを保存するか、開くことができます。