Adobe Connect Seminars は、特殊な会議を作成する場合に使用します。セミナーは、特定の日の事前設定された開始時刻から終了時刻までの間、会議室で開催されます。 セミナーはそのときのみ存在します。 (これに対し、セミナーが開催される会議室は、セミナー前、セミナー中、セミナー後にわたって存在します)。
通常の会議は、参加人数が少なく繰り返し開くことができます。一方、セミナーには最大 1500 名参加でき、通常 1 回限りまたは不定期のイベントであり、視聴者の参加はほとんどありません。他の参加者が入室するには、少なくとも 1 名のセミナープレゼンターまたは主催者が会議室に入室している必要があります。これは公開セミナーである場合も同様です。 デフォルトのセミナー室は、デフォルトの会議室と見た目が異なります。 また、会議は共有フォルダーにもユーザーフォルダーにも作成できますが、セミナーが作成できるのはセミナー室のみです。
注意:
Adobe Connect 管理者は、ガバナンス基準を遵守するために、ポッド、共有、その他の設定を変更することができます。 これらの設定は、セミナー室のレイアウトおよびセミナー室で実施できる内容に影響します。 詳しくは、「承諾と制御の設定の使用」を参照してください。
600 人を超える参加者を許可するセミナーは、大規模セミナーとみなします。 参加者が 600 人未満のセミナーは小規模セミナーとみなします。1 つの時間枠内に大規模セミナーは 1 つのみスケジュールできます。 これに対し、単一の定例セミナーを使用して複数のイベントをスケジュールすることができます。
購入するライセンスは、標準的な会議として実行する小セミナー、または大規模な会議として実行する大セミナー用です。Adobe Connect 9.4 で、セミナー教室を使用してセミナーセッションをスケジュールする場合は、出席者の数を指定します。 Adobe Connect 9.5 以降では、セミナーセッションの作成はライセンスに応じてその規模が決まります。 タイプを選択する必要はありません。
Adobe Connect では、セミナーのライセンスは「セミナー/共有セミナー」のタブで使用できます。 購入するライセンスはそれぞれ、「共有セミナー」タブにフォルダーとして表示されます。 セミナーをスケジュールするには、セミナー室に基づいて共有セミナーのインスタンスを作成します。 このような異なるインスタンスの共有セミナーはセミナーセッションと呼ばれます。 各セッションは、参加者が出席するスタンドアロンのウェビナーです。
指定されたウェビナーのライセンスを利用すると、「ユーザーセミナー」タブと「マイセミナー」タブでウェビナーを管理することができます。
実施する各種ウェビナーは、使用可能な共有セミナーの個々のインスタンスです。 このようなインスタンスはセミナーセッションと呼ばれ、タブの「セミナー/セミナーセッション」で使用できます。
セミナーを購入した組織には、一定数のセミナーライセンスが与えられます。 ライセンスで許可された同時ユーザー数を超える人数をセミナーに出席させることはできません。 組織で購入済みのライセンスの数と一度に実施できる同時セミナーの数は、セミナー管理者が把握しています。 さらに多くのライセンスが必要になると予想される場合は、管理者に早めに知らせてください。 セミナーカレンダーには、自分が所有するすべてのセミナーライセンスのスケジュールが表示されます。 自分のタイムスロットを表示すると、セミナーライセンスが特定のスロットに使用できるかどうかを判断できます。
Adobe Connect 9.4 では、大規模な会議のセミナーライセンスを考慮に入れたうえで「予想参加者数」を以下から 1 つ選択します。
出席者が 600 以下の場合は通常
出席者が 600 を超える場合は大規模
セミナーのファイルとフォルダーは、セミナーライブラリに保管されます。 適切なアクセス権を持つユーザーは、これらのファイルやフォルダーを管理および編成できます。 セミナーライブラリには、「セミナー」タブからアクセスできます。
注意:
出席を予定しているセミナーは、Acrobat Connect Central アプリケーションの「ホーム」タブ(「セミナー」タブではありません)にある「マイ会議」の下に表示されます。
セミナーにおける出席者の役割(参加者、プレゼンター、主催者など)は、出席アクセス権によって定義されます。 これらのアクセス権は、セミナーの作成時に割り当てます。 セミナー管理者は、セミナー中およびセミナー終了後に、参加者リストを編集して出席アクセス権を変更できます。
セミナーライブラリのアクセス権によって、ライブラリフォルダーを管理できるユーザーが決まります。 6 つのビルトイングループのうち、共有セミナーフォルダーの管理アクセス権を持つのは管理者のみです。 作成者、トレーニングマネージャー、会議主催者、セミナー管理者、ウェビナーマネージャー、およびイベントマネージャーには、デフォルトで拒否アクセス権が割当てられます。 管理者はこれらのデフォルトアクセス権を変更して、他の人が共有セミナーフォルダーにアクセスできるようにすることができます。 コンテンツライブラリとは異なり、パブリッシュまたは表示というアクセス権タイプはありません。 共有セミナーフォルダー以外のフォルダーを管理するには、セミナーライブラリ内のそのフォルダーに対する管理アクセス権を持っている必要があります。
セミナーの管理者は、各セミナーのタイプと目的に応じてゲストを登録することができます。 そのためには、主催者の Adobe Connect Central アプリケーションに Adobe Connect Events がインストールされている必要があります。会議、トレーニング、プレゼンテーション、またはセミナーの登録は、「イベント管理」タブからのみ実行できます。 このタブがある場合、主催者はまず、「セミナー」タブからセミナーウィザードを使ってセミナーを作成する必要があります。 次に、イベントを作成し、作成したセミナーをイベントとして選択します。
セミナーライブラリで、セミナーを保存する共有セミナーを作成するか、既存の共有セミナーに移動します(フォルダーへのアクセス権が必要です)。 場所を指定したら、「新規セミナーセッション」ボタンをクリックしてウィザードを開きます。
セミナーウィザードの最初のページで、名前や概要などのセミナーの詳細情報を入力し、使用するテンプレートを選択します (セミナー名と言語は必須です。その他のフィールドはすべてオプションです)。 セミナーの作成後もこの情報を編集できます。 1 つのセミナー室を使用して各種セッションをスケジュールするため、セミナー URL は再利用されます。
共有セミナーは今後すべてのセッションのプレースホルダーになります。 新規セミナー室を作成した後で、様々なセミナーをセミナーセッションとしてスケジュールします。 ベースのセミナー室は変更されないため、会議 URL も変更されません。 ただし、セミナーの予定と時間枠は各セッションで変更できます。 最大参加人数はセミナーライセンスによって決まります。
注意:
予定されたセミナーセッション以外では、すべての参加者がセッションから退出させられます。セミナー室に許可されるのは、セッション作成者、主催者(アルファベット順)、プレゼンター(アルファベット順)の順番で、10 名の参加者のみです。
セミナーの対象を招待されたゲストのみに限定する場合は、次にセミナー参加者を選択します。 登録されたゲストと許可されたユーザーに限定されたセミナーの場合は、セミナーの参加者またはプレゼンターとなるユーザーやグループを選択できます。 これらのユーザーは、セミナーに直接ログインできます。 URL を知っていて、セミナー室に招待されていないユーザーは、ゲストとしてログインを試行することができます。 この場合、主催者が個別にゲストに対して出席の許可を与えることができます。
「新規セミナーセッション」をクリックし、セッションを作成します。 名前、開始時刻、時間枠、概要など、セミナーセッションの様々な詳細を入力します。 ポップアップメニューから適切なセミナー室を使用します。
既存のセミナーセッションを選択し、「セミナーセッションの複製」をクリックします。 必要な詳細を指定します。 既存のセミナーセッションを検索するには、データフィルターを使用して表示された結果を絞り込むことができます。
注意:ここでは、共有セミナーライセンスのセミナー室は共有の接頭辞付きで表示されます。指定されたウェビナーマネージャーのライセンスがある場合は、このライセンスに関連付けられているセミナー室も表示されます。
注意:
事前に複数のセミナーセッションを予定できます。
特定のセミナーセッションは、各セッションが開始される前に、事前に作成されます。 各セミナー室の URL がセッションの URL として使用されます。 「セミナーセッション」タブで完了したセッションを開くと、各セッションの録画とレポートが利用できます。
セミナー室内部から右上隅のポップアップにある「新規インスタントセッション」をクリックして、アドホックセミナーセッションを作成できます。
セミナーを作成する際にスケジュールが既存のセミナーと重複する場合、Adobe Connect ではセミナーを作成できません。競合を回避するには、セミナーカレンダーをチェックして競合を解決することをお勧めします。 セミナーカレンダーをチェックするには:
「セミナー/セミナーカレンダー」に移動します。 すべてのセミナーライセンスは左側のサイドバーに一意のエントリがあります。
特定の日付を選択します。 ビューが更新され、カレンダービューで選択した日付のセミナーインスタンスが表示されます。
特定のセッションをクリックします。イベント詳細ポップアップダイアログにセッションの詳細が表示されます。
また、広いスケジュール範囲のすべてのセミナーセッションのリストを表示するには、次の手順に従います。
「セミナー>セミナーセッション」に移動します。
開始日と終了日を調整します。 全ライセンスを使用したすべての共有セミナーについてスケジュールしたセミナーセッションがリストされます。
競合を検出するすべてのインスタンスの開始時間と期間を確認します。
セミナーのセッションがスケジュールされた時間を超えた場合は、自動的に 30 分間延長され、2 回まで自動延長できます。 セミナーのセッションは、予定されている他のセミナーと重ならない場合に限り延長されます。 予定されているセッションが現在実行中のセミナーの延長と重なる場合は、現在のセミナーは 10 分後に終了します。 主催者は、現在のセッションは延長が不可能で 10 分後に終了するという通知を会議中に受け取ります。
セミナーが予定の時間枠を超えた場合、セミナーは自動的に 30 分間延長され、2 回まで自動延長されます。 その後は、会議を手動で 1 回に 30 分ずつ延長できるという通知が会議中に主催者に表示されます。 進行中のセミナーセッションは、事前にスケジュールされているセミナーセッションとの競合がない場合は延長されます。 セミナー管理者は、各延長ごとに通知を受け取ります。
スケジュールされたセミナーセッション以外でセミナー室を開くと、セミナー室がスタンバイモードで開きます。 スタンバイモードでは、主催者がセミナー室のテストを行ったり、Adobe Connect のセミナー環境について知識を深めたり、セミナー室の準備をすることができます。 セミナー室に許可されるのは、セッション作成者、主催者(アルファベット順)、プレゼンター(アルファベット順)の順番で、10 名の参加者のみです。
セミナー管理者は、容量制限によって現在開催中のセミナーセッションで入室を拒否されたユーザー数がポップアップ通知で表示されます。セミナー室の所有者がインスタントセッションを作成した後、参加者はセミナーセッションを再開することで参加できます。

注意:
他の予定されたセッションと競合しない場合にのみ、アドホックセミナーセッションが作成されます。
注意:
インスタントセッションを作成できるのはセミナー室の所有者のみです。例えば、指定されたウェビナーライセンスのセミナー室が使用されている場合、会議室の所有者であるウェビナーマネージャーのみが即時にセッションを開始する権限があります。
セミナーセッションの作成の際、電子メールの招待状を送信できます。 セミナー開始後、「セミナーセッション情報」タブから、または会議室内から電子メールを送信して招待者に連絡することができます。 後者について詳しくは、「出席者の招待およびアクセスの許可または拒否」の「会議からの招待者への連絡」を参照してください。 前者については、次の手順に従います。
注意:
登録ユーザーの個別の出席状況レポートを作成できます。 許可されたゲストは出席者総数に表示されますが、許可されたゲストに関する個別の出席状況レポートは作成されません。
注意:
このセミナーをイベントとして開催する場合、この情報は「イベント管理」タブに表示されます。 詳しくは、「Adobe Connect Events」を参照してください。
管理者であるか、セミナーフォルダーの管理アクセス権を持っている場合には、参加者の追加や削除、参加者のアクセス権設定(主催者、プレゼンター、参加者)の変更を行うことができます。管理者はセミナー室にアクセスして、関連するコンテンツまたは録音およびレポートにアクセスしたり、コンテンツを移動または削除、またはセミナー室自体を削除することもできます。 ただし、セッションをスケジュールしたり、ユーザーフォルダーにセミナー室を作成することはできません。この動作は、アカウント管理者がユーザーの会議フォルダーにアクセス可能で会議やコンテンツにアクセスできる反面、会議は作成できないことに似ています。
異なるセミナーライセンス間でセミナーを移動することができます。セミナー室は一度に複数移動することができますが、次の対象は移動できません。
- フォルダー
- セミナーセッションが進行中のセミナー室
- 大規模セミナーセッションの開始が 45 分(大規模セミナーセッションバッファ)以内にスケジュールされているセミナー室
- 大規模セミナーライセンス内でセミナーセッションの開始が 45 分(大規模セミナーセッションバッファ)以内にスケジュールされているセミナー室
セミナー室の既存のセッションに競合があり、ライセンスが移動されている場合は、Adobe Connect は競合セッションのリストとともに警告を表示します。そのようなセミナーを移動すると、ソースのセミナーライセンスで発生している競合セッションが削除されます。
セミナーダッシュボードには、セミナーに関する統計データがグラフィカルに表示されます。セミナーウィンドウの上部、タブバーの下にある「セミナーダッシュボード」リンクをクリックします。
作成したすべてのセミナーに関するデータが、3 つの棒グラフで表示されます。いずれかの棒グラフをクリックすると、このセミナーの概要レポートが表示されます。
最近 30 日間で最も多く表示された録画
表示回数(それぞれのアーカイブセミナーが閲覧された回数)によって決定されます。
3 つの棒グラフのいずれかで個々のセミナーをクリックすると、そのセミナーに関するより詳細な情報が表示されます。
Adobe Connect Central のレポート機能を使用すると、セミナー情報を様々な視点から集約するレポートを作成できます。レポートを作成するには、セミナー情報ページの「レポート」リンクを使用します。
セミナー室にアクセスして「レポート」をクリックすると、セミナー室のレポートにアクセスできます。 セミナー室のレポートには、セッションと出席者についてのユーザーデータの集計が含まれます。 セミナー室のレポートは、全体的な概要、および出席者別、セッション別、質問別のレポートとして利用できます。
セミナー室をベースとして使用し、特定のセミナーセッションを作成します。 特定のセッションのレポートも個別に利用できます。 セミナーの「セミナーセッション」タブでセッションにアクセスし、「レポート」をクリックします。出席者と投票に関する質問についてのレポートが表示されます。