コースとは、登録された学習者グループ向けのコンテンツであり、個々の学習者の利用状況を追跡することもできます。 例えば、コースは単独のプレゼンテーションとなり、カリキュラムの一部として提供されたり仮想教室の中に表示されたりする場合があります。
注意:
コースの教材は、Adobe Connect Training アプリケーションが有効なアカウントにのみ適用されます。
コースは既存のコンテンツに基づくため、プレゼンテーション、PDF ファイル、コンテンツライブラリに格納されている画像ファイルなどのコンテンツがあることを確認してください。 コンテンツには、PPT、PPTX、FLV、SWF、PDF、GIF、JPG、PNG、MP3、HTML、MP4、F4V、ZIP のいずれかのファイル形式を使用できます。 Adobe Connect 9.5 以降では、Adobe Captivate 9 および Adobe Presenter 11 を使用して作成される HTML5 コンテンツは仮想教室及びその録画でサポートされます。 「コンテンツのアップロード」を参照してください。
注意:
「このアイテムにリンクされているすべてのアイテムの情報を更新します」オプションがデフォルトで選択されています。 コースを作成しているので、コースにリンクされているアイテムがない可能性がありますが、後でアイテムをリンクする予定の場合は、このオプションを選択したままにしてください。
コースウィザードのこの手順では、コンテンツライブラリにアクセスし、使用するコンテンツファイルを選択します。ライブラリから選択できるファイルは 1 つのみです。選択ファイルに対する表示アクセス権、または管理アクセス権が必要です。 コンテンツを追加した後は、ウィザードを続行して学習者を登録できます。または、カリキュラムを保存してウィザードを終了することもできます。 (学習者の登録、コース通知の設定、電子メールアラームの有効化を後で行うには、コースを編集します)。 Adobe Presenter、Adobe Captivate、PDF、およびサードパーティ製の SCORM コンテンツを Web ブラウザーでコンテンツライブラリの URL から実行することができます。 リストされているコンテンツ項目はすべて、コンテンツライブラリのオブジェクトであり、既存の権限、コンテンツレベルの追跡、情報ページなどが含まれています。 ユーザーはこのコンテンツにライブラリの URL から、現存する製品のコンテンツと同様にアクセスすることができます。
コースの URL を参照してコースにログインできるのは、登録済みユーザーのみです。 多数のユーザーを登録するには、イベント管理アプリケーションでコースをイベントとして設定します。 コースを作成した後でも、必要に応じて学習者の追加や削除が可能です。 ユーザーの一括登録について詳しくは、「コース登録者の追加または削除」を参照してください。
コース通知は、コースへのアクセス方法を登録者に知らせる電子メールメッセージです。
通知の書式を設定するとき、件名とメッセージ本文にランタイムフィールドを使用できます。これらのフィールドは、電子メール通知の送信時に自動的に入力されるコース情報変数です。
コースを作成した後に、コース通知を変更することもできます。
アラームは省略可能です。 コースアラームは、コースの設定後にすべてのコース登録者または選択したコース登録者に送信される電子メールメッセージです。 例えば、アラームを使って、コースの受講時期が到来したことを登録者に知らせることができます。また、コースを修了する必要があることを特定の受講者に対して通知することもできます。
コース情報ページでコースに関する情報を表示または変更できます。このページは、トレーニングフォルダーリスト内でコース名をクリックすると表示されます。 このページから、コースの概要、コンテンツ、登録者、通知やアラームの設定など、特定のコースに関する情報を表示または編集できます。 これらの各機能は、ナビゲーションリンクとして使用できます。
各コースには、コース情報ページがあります。このページには、次の図のような概要情報が表示されます。
注意:ライセンスと権限によっては、Adobe Connect Central の最上段に表示されるタブが一部表示されない場合があります。
コース情報
コース名、ID、概要、開始日、終了日、コースの URL、スライド数またはページ数、持続時間、最大受講回数(登録者がこのコースに合格するまでの最大受講回数)、最高得点および言語。
トレーニングカタログの設定
コースの作成時に選択された、自己登録手順や通知などのトレーニングカタログオプションの詳細。
アラームポリシー
アラームポリシーが有効になっているかどうかと、アラームの送信先、次のアラームの送信日およびアラームの送信頻度を示すフィールド。 Adobe Connect Central ウィンドウ上部にある「トレーニング」タブをクリックします。 情報を表示するコースが含まれるフォルダーに移動します。 コースリストで、コースの名前をクリックして選択します。

今すぐ送信するように設定されている通知は、「送信」をクリックすると送信されます。
今日の日付より後の日付に設定されている通知は、毎日午前 0 時に処理されます。 指定された日付に、米国太平洋標準時の午前 0 時以降、キュー内の通知の数に応じて数分または数時間以内に送信されます。
通知は、Adobe Connect アカウントで指定された電子メールアドレスを使用して、コースの作成者から送信されたものとして表示されます。 電子メール配信の障害通知も、そのアドレスに送信されます。
電子メール通知はすべて個別に送信されます。 受信者のメッセージヘッダーには、他の受信者のリストは表示されません。
アラームはキューに置かれ、次のように送信されます。
現在の日付から送信するように設定されているアラームは、コースの作成後すぐに送信されます。
コース作成者からのアラームは、カリキュラム作成者の Adobe Connect アカウントで指定された電子メールアドレスを使用して Adobe Connect から送信されます。 電子メールアラームは個別に送信されます。受信者には、メッセージヘッダー内の他の受信者のリストは表示されません (また、電子メール配信の障害通知はコース作成者の電子メールアドレスに送信されます)。
今日の日付より後の日付に設定されているアラームは、毎日午前 0 時に処理されます。 指定された日付に、米国太平洋標準時の午前 0 時以降、キュー内の電子メールアラームの数に応じて数分または数時間以内に送信されます。
コンテンツをコースに追加する場合、コンテンツはコースにコピーされます。 元のコンテンツファイルを変更した場合、その変更はコースには反映されません (詳しくは、「コースの編集」を参照してください)。
コースをカリキュラムに追加する場合、その追加はコースへのリンクであり、コピーではありません。 コースを変更した場合、その変更はカリキュラム内部のコースに反映されます。
ユーザーが既に実施したクイズが現在のコンテンツに含まれている場合は、コースのコンテンツへの変更は最小限にとどめてください。 変更を最小限に抑えることで、存在するバージョンの数を少なくします。 これにより、以前のバージョンを実施したユーザーに必要なレポートの数も少なくて済みます。
Adobe Connect Training には、サーバー側とクライアント側の 2 つのレビューモードがあります。これらのレビューモードについて理解しておく必要があります。このことは、コースにクイズが含まれている場合に特に重要です。
サーバー側のレビューモードは、Adobe Connect Training のコースでのみ使用されます。 コースに対して、トレーニングマネージャーは、学習者がコースを修了(コースに合格)するのに必要な最大受講回数を指定できます。 次の場合、学習者はレビューモードにロックされます。
コースを開いたときに、ブラウザーのタイトルバーに「レビューモード」と表示されている場合。
画面の一番上に、「最大受講回数を超えて今はレビューモードに移行しています。選択した項目は追跡されません」というメッセージが表示されている場合。 (ほとんどの場合、このメッセージはコースが仮想教室の中でレビューモードにあるときに表示されます)。
学習者がレビューモードを使用している場合、コースに含まれているクイズに回答しても、学習者の得点とステータスは Adobe Connect には投稿されません。 このため、コースに合格した学習者が、得点を上げるためにコースを再受講することはできません。
注意:
コースやアイテムを一度に 1 つのブラウザーウィンドウで開き、終了時にはウィンドウを閉じます。 複数のウィンドウで同じアイテムやコースを同時に開くと、誤ってレビューモードにロックされることがあります。
サーバー側で設定されているコースの最大受講回数は、コースにリンクされているすべてのカリキュラムアイテムに反映されます。 サーバー側で設定されているコースの受講回数のみが適用されるので、カリキュラムレベルの最大受講回数は無視することをお勧めします。
クライアント側のレビューモードは、Adobe Presenter および Adobe Captivate で作成されたプレゼンテーションに設定されている最大受講回数に従って適用されます。 クライアント側のレビューモードは、1 つのブラウザーセッションでの受講回数に対してのみ適用されます。 ただし、終了する前にプレゼンテーションを中断し、履歴データがサーバーに送信された場合は、複数のブラウザーセッションでクライアント側のレビューモードが維持される場合があります。
Adobe Presenter の受講回数設定は、クイズマネージャーの合格または不合格オプションで定義します。 例えば、許可される不合格の回数のオプションを 1 に設定した場合、クイズに挑戦できるのは 1 回だけになります。 例えば、クイズを受けている途中でそのクイズを開いたままにして、クイズ以外のスライドを表示したり、プレゼンテーションの別のクイズを開始したとします。 プレゼンテーションを開いたままで最初のクイズを終了すると(1 つのブラウザーセッション)、許可されている 1 回の受講は終了し、クイズを再開することはできません。 今度は、クイズを開始し、1~2 問に回答して、合格しないままブラウザーを閉じたとします。 この場合、プレゼンテーションのみを終了し、クイズは終了していません。 このとき、履歴データは Adobe Connect に送信され、(コースで定義されている)別のサーバー側の受講が許可されていれば、再びプレゼンテーションを開き、最初のクライアント側の受講を続けることができます(ただし、この受講は 2 回目のサーバー側の受講になります)。
ステータスや得点の不一致を防ぐため、クライアント側の最大受講回数は 1 に設定することをお勧めします (Adobe Presenter と Adobe Captivate のデフォルト設定はどちらも 1 です。) クライアント側の設定を 1 にしたからといって、コースの修了または合格のチャンスが一度しかないということではありません。最大受講回数はコースレベルの設定によって決まります。
トレーニングコースとして定義された Adobe Presenter、Adobe Captivate、PDF、およびサードパーティ製の SCORM コンテンツを Web ブラウザーでトレーニングライブラリまたはカタログ URL から実行できます。 一覧表示されているすべてのコースアイテムは、コンテンツライブラリ内のオブジェクトで、既存のアクセス権、コースレベルの追跡、情報ページが適用されます。 コースには、ライブラリとカタログ URL からアクセスできます。
コース開始日
この日付より前に、ユーザーはコースを利用できません。 既存のコースの開始日をさらに後の日付に変更すると、コースのその新しい開始日になるまで、既にそのコースにアクセスしたことがあるユーザーも含めて、ユーザーはコースにアクセスできません。 一部の登録者が既にコースにアクセスした場合は、その追跡情報とクイズ情報はレポートに保持されます。
可能な最高得点
ユーザーが獲得できる最高得点。 PDF などまだ未採点のコースコンテンツや、部分的な点数しか送信しないコースコンテンツ(使用したコンテンツによって最高得点が決まる Adobe Captivate コンテンツなど)に、このオプションを使用します。
注意:採点対象のクイズが複数含まれているコンテンツの場合、コンテンツがコースに追加されるときにコンテンツ全体の可能な最高得点は自動検出されません。例えば、プレゼンテーションに 2 つのクイズが含まれていて、一方の最高得点が 50 点で、もう一方の最高得点が 40 点の場合、最高得点として後者のクイズの得点(40 点)が報告されます。 より正確な得点の合計を得るには、複数のクイズを使用するのではなく、作成するクイズは 1 つにして質問をプレゼンテーション全体に分散することを検討します。 例えば、質問が 10 個あるクイズを作成します。 プレゼンテーションでは、 4 つのコンテンツスライドを見せ、1~5 の質問をし、さらに 8 枚のコンテンツスライドを見せてから 6~10 の質問をします。
コースに登録者を追加する場合、新しい登録者に通知します。 また、新しい登録者へのアラームを設定することもできます。
削除された登録者には通知は送信されません。また、削除された登録者はコースを利用できなくなります。
登録者をまとめて追加するには、以下の手順を使用して、名前を TXT または CSV 形式でアップロードします。
- CSV または TXT 形式のファイルを作成し、Adobe Connect のアカウントを既に持っているユーザーの電子メール ID のリストを作ります。 ユーザーの電子メール ID を含んだ最初の列のタイトルを login に設定します。 「登録者を読み込む」をクリックし、CSV ファイルまたは TXT ファイルをアップロードします。 読み込みが成功すると、各登録者の役割が「参加者」になります。 必要に応じて、ユーザーインターフェイスを使用して様々な登録者の役割を変更します。
- (オプション)電子メール通知を送信するには、「読み込み時に登録されたユーザーに電子メール通知を送信する」チェックボックスをオンにします。
注意:
CSV または TXT ファイル内に重複するエントリがあっても、最初のインスタンスで正しくインポートされます。 重複するインスタンスは無視され、インポートの後で報告されます。